O脚(おおきゃく)は整体で治るのか?
今日はO脚についてお話ししたいと思います。O脚は当院でもかなりご相談が多いお悩みの一つになっています。以前は女性の方のご相談が多い案件でしたが、最近でほ男性の相談も増えています。男性も外見に気を配る方が増えてきたということですね。大変いいことだと思います。
そもそも正しい脚のあり方とはといいますと、太ももの付け根、ひざ、ふくらはぎ、くるぶしと足が左右くっつく状態をいいます。その他の部分には隙間があっても構いません。この時ひざのお皿は正面を向いています。こういう脚は見た目もすごくきれいですね!
これらの条件に当てはまらないと、O脚やX脚、OX脚などといわれたりします。
一方でO脚は見た目の問題だけではなく、膝痛を起こしやすく、そのまま放置すると変形性膝関節症などの障害を起こす場合もありますので、必ずしもO脚である事を軽視は出来ません。しっかり向き合ってあらためていくべき問題です。
先ずO脚になってしまう原因ですが、ひとつは生活習慣から骨盤を歪めてしまうことでO脚になってしまいます。
女性に多いのですが、座り方。両脚を外に折り曲げて座ったり、どちらかの横に曲げたいわゆるお姉さん座りといった癖。内股で歩く癖などが骨盤を歪めやすいと言われています。
もう少し具体的に説明すると、骨盤がなんらかの生活習慣によって前傾してしまった結果、脚が全体的に内巻きにねじれてO脚に見えているのです。この場合はひざを正面から見たときに、お皿が内側を向いてしまっているので、分かりやすいです。また、同時に股関節が外側に張り出しますので、お尻が大きくなったように見えます。
お尻が大きいとよく安産型などと言われたりしますが、この場合はまったく安産とは関係ありませんので惑わされないでくださいね。
このO脚症状は、骨盤の歪みが原因となっており、脚自体の形状はまったくもって正常です。
骨盤の前傾という歪み方はその字の通り、骨盤が前に倒れた状態になっているということです。これを治すにはストレッチで伸ばす方法や、筋肉をつける方法、矯正をかける方法などさまざまありますので、ご自分に合った方法を探してみてください。必ずやO脚は改善していくことでしょう。
O脚のもう一つの原因は、脛骨(けいこつ)と呼ばれるスネ(弁慶の泣きどころと言われる部分の骨)の部分の骨が内側に湾曲してO脚に見えている場合です。特徴としては、身体を正面から見たときに、膝のお皿が正面を向いている事です。膝のお皿が正面を向いているのに両膝がくっついていないという状況になります。
こうなりますと、骨の変形ですので、治す手段は残念ながらありません。そう言ってしまうと身もふたもないですね。しかし現実的にハンデを受け止めて、付き合っていきましょう。
日頃から股関節や膝のケアを忘れないようにしていただくことと、せめて正しい立ち姿勢を取れるようにして、身体の負担を軽減できるように心がけましょう。
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