自分では意識していないのに、人にはよく「硬いですね」と言われた経験はないでしょうか?筋肉を硬いままにしておくと、血行が悪くなって代謝に影響しますし、肩こりや腰痛の原因にもなります。筋肉をやわらかく保つことは、身体のコンディションをベストに保つためにも重要な条件の一つです。
筋肉が硬くなってしまう原因は?
なぜ筋肉は硬くなってしまうのでしょう?
原因はいろいろ考えられますが、最近一番多いのは長時間のデスクワークなどによって硬くなってしまうことです。
長時間同じ姿勢を取り続けると、筋肉は損傷することを防ぐために筋肉を縮めることで硬くして、身体を守ろうとします。これを専門用語で伸張反射といいます。伸張反射はこのようなケースだけでなく、筋肉が急に伸ばされる動作を感知した時にも起こります。
もう一つは運動後のアフターケアが不足している場合です。筋肉疲労には諸説ありますが、一説として運動時に体内の酸素が不足することにより、乳酸が残りやすくなります。乳酸が筋肉中にたまると筋肉を縮めて硬くしてしまうのです。
その時にストレッチなどによって筋肉をほぐさないでおくと、硬いままの筋肉がそのままとなってしまいます。筋力トレーニングも筋肉を修復する休憩期間を設けないで続けると、筋肉は硬くなってしまいます。
また、肉体的な原因だけでなく、精神的なものも原因することがあります。スポーツ選手が極度の緊張状態によって身体が硬くなり、思うようにプレーできなくなってしまうことにも代表されます。もちろんこれは一時的なものではありますが、精神的なストレスや不安が長期化しますと筋肉に力の入った状態が平常化して、筋肉が硬い状態が継続します。
筋肉をやわらかくするおすすめの方法
このような筋肉をやわらかくするためにはどうすればよいでしょう?
一番はゆっくり入浴してストレッチを行うことです。
しっかり湯舟につかることはお湯の浮力を利用して、筋肉が重力から解放されるので、筋肉をしっかり休めることができます。夏場にも湯舟にはしっかりつかりましょう。また、38から40度のお湯につかることで、筋肉の弛緩作用もはたらきやすくなります。
ストレッチは痛くない程度にゆっくりとした動作でおこないましょう。急激な動作や緊張は、先程の伸張反射を誘発してしまいます。そうなると元も子もありませんので注意してください。
運動後のストレッチは、身体があったまっているうちにおこないましょう。冷えてからでは手遅れになってしまいます。
十分に伸びた感触が感じられるまで続けましょう。
筋肉をやわらかく保つ食事
筋肉をやわらかくすることをサポートしてくれる食事としては、クエン酸を含むレモンやライムの柑橘系フルーツ、梅干しなどを常用するといいようです。クエン酸は筋肉にたまった乳酸を分解してくれる働きがあります。お酢にもクエン酸と同様に乳酸を分解してくれる働きがあります。また、血液をサラサラにして代謝をアップする効果もあります。
まとめ
このように日常生活や運動をする中で、筋肉が硬くなってしまうことがあります。食事を含め筋肉をやわらかくしておくことを習慣にして、身体をベストなコンディションに保つことができます。
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