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事実から真実そしてエゴがでてきたら

真実と事実との違い。

この違いをしっかり意識して生活することは重要です。

例えば道を歩いていて、目の前の横断歩道が赤信号になった。

これが現実世界での事実です。

誰が見ても赤信号は赤信号。赤信号をみて青信号という人はいません。

赤信号という事実に対して人はそれぞれに無限の反応を示します。

赤信号見ればたいがいの人は止まるのではないでしょうか。

危険だから止まるというよりも赤信号は止まらないといけないと

たいがいの人は長年教わってきたからですね。

しかし世の中には車が来ていなければ歩き出す人がいるわけで、

それはその人にとって、

「車が来ていないのは明白だから安全だから渡っても大丈夫!」

というのがその人もいます。

この人も同じように長年赤信号は止まらないといけないと

教わって来たはずですが、それを自分の考察で上塗りしたのですね。

たいがいの人は

「赤信号だから止まるよね」

と思って止まるわけです。

一方で安全だとわかれば赤信号でも止まらないのです。

これが真実というものです。

真実はすべての人に共通するものと思い込んで勘違いしないこと。

真実とは事実のとらえ方やフィルターであって千差万別ということです。

これが理解出来ると「真実を知りなさい」とか「これが真実です」というのは

どれだけ可笑しいかということになってしまいますね。

これが理解出来ていないと、実に厄介な「エゴ」というものが噴出します😅

ここでいう「エゴ」とは何者かわかりますか?

それは「私がこうしているのにあなたはどうしてそうしないの?」という感情です!

私はこうしているのにあなたはなぜしないの?

とか、

私はここまでしているのにどうしてわかってくれないの?

とか、これがエゴです。

だれかの真実に基づいて、それをほかの人にそれを期待しても無駄というもので、

真実は人によって違ったものになるので、同じような反応をしなくても当たり前なのです。

なのでエゴは持つだけ無駄なのです。

自分は自分の真実にしたがっていればいいので、

他人の真実を無理やり変えることはできないし、

変えようとするのは自分が正しいとするエゴでしかない。

とはいえ、一人一人の真実がこの世の現実を作っています。

同じような真実をとらえている人が多くなれば

現実はそうなっていきます。それが集団意識というものです。

自分は今の現実社会を作った一員であるという意識は少なくとも自覚することは大切です。

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