ダイエットとアミノ酸の意外な関係?知って損はないアミノ酸の効果について調べてみました。
そもそもアミノ酸とはどういうもの?
「アミノ酸」という栄養素の名前は聞いたことがあるとは思いますが、どのようなものかというのは結構おぼろげではないでしょうか?
アミノ酸とは、タンパク質を構成する栄養素です。アミノ酸とは1つではなく実に20種類存在しています。その組合せによって合成されるたんぱく質の種類は実に10万種類にも及ぶといわれています。このようにタンパク質は姿を変えて、私たちの生命活動の維持に欠かせないものとなっています。
20種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分類できます。
必須アミノ酸とは「必須」とついている通り、体内で合成できなかったり合成できても非常に効率が悪かったりで、基本的に食事で摂取する必要があるアミノ酸のことをいいます。ヒスチジン、イソロイシン、フェニルアラニン、バリン、メチオニン、リシン、ロイシン、スレオニン、トリプトファンの9種類あります。
非必須アミノ酸は体内で生成することができるアミノ酸です。セリン、システイン、アスパラギン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、シスチン、アルギニン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシンの11種類あります。
アミノ酸はどのように摂取しているのでしょうか?私たちは食物から摂取したたんぱく質を分解してアミノ酸を作り出し、人間の身体に適した形に再合成して各種たんぱく質を作り出します。
ダイエットのキーワード「BCAA」
アミノ酸には色々な役割があり、まだまだ解明されていない機能もあるようです。
ダイエットという観点からアミノ酸との関係を考えてみますと、「BCAA」というキーワードが重要になってきます。
BCAAとは、「分岐鎖アミノ酸」といって、必須アミノ酸のバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類のアミノ酸のことをいいます。筋肉を構成するたんぱく質の4割がこの必須アミノ酸で作られています。
ダイエットには適度な運動が欠かせませんが、その際にこのBCAAを前もって摂取しておくと、筋肉が分解されてしまうことを防ぎながら運動エネルギーを作り出すことができます。
筋肉が分解されてしまいますと、基礎代謝も落ちてしまいます。基礎代謝が落ちてしまうということは、体脂肪をためこんでしまうことにもつながりますので、肥満にもなりやすいということです。
また、アミノ酸は食物からだけではなく、様々な形の栄養補助食品も開発されています。それらを使って効率よく摂取することで、余計なカロリーの摂取も防げますし、タンパク質から分解するとう過程が省略されますので、体内にも効率よく吸収されるという利点もあります。
ただし摂りすぎは良くないですから上手に使って効率の良いダイエットに活かせるといいですね。
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