肩こりから来る頭痛の治し方について紹介してみたいと思います。
頭痛の種類にはどのようなものがあるか?
頭痛と一口に言っても色々な原因を伴った頭痛があるのです。
一番オーソドックスなところでは、お酒を呑み過ぎて二日酔いになったとか、風邪をひいているので頭が痛いなどの原因がわかっている頭痛です。これらはその原因となる症状が治まれば自然に治癒するものです。
もっと深刻な頭痛もあります。それは脳の病気によって出る頭痛です。医師の手を借りないことにはどうすることもできません。
両極端になる頭痛のお話しをしましたが、これ以外の頭痛のことを「慢性頭痛」と呼びます。慢性頭痛とは病気や症状などの原因がなく、繰り返し起こる頭痛のことを呼びます。頭痛というほとんどのものはこの慢性頭痛といわれています。
慢性頭痛は原因によって、「偏頭痛」、「緊張型頭痛」、「群発頭痛」という3つに分けられます。
この中でも肩こりが大きな原因の一つである、緊張型頭痛についてお話しします。
緊張型頭痛の特徴
緊張型頭痛の特徴は、頭が全体的に締めつけられるように痛みがあること、軽いめまいをともなうこともあります。ただ、ちょっと身体を動かしたりすると痛みが軽くなったりすることもあるという特徴があります。
緊張型頭痛が起こる原因について
緊張型頭痛は、慢性頭痛の中でも最も多いもので、日常生活の中で過度の精神的ストレスや身体的ストレスが原因となって引き起こされるといわれています。
精神的ストレスは家庭内の問題や仕事上のトラブル、その他の心配事によるストレスのことですね。身体的ストレスとは普段の姿勢が悪いことで身体のバランスが崩れ、首や肩に負担がかかったり、パソコンやスマートフォンと長くかかわることで起きる首や肩への負担のことをいいます。
精神的なストレスも神経がピリピリたかぶることで、筋肉の緊張を高めてしまいます。
緊張型頭痛の治療はどうしたらいいの?
緊張性頭痛は首と肩から背中にかけての上半身の筋肉が緊張することで起こるといわれています。また、これらの筋肉が緊張すると、首の骨にストレートネックという現象を引き起こし、脳への血流がさらに悪くなって起こることもあります。
緊張型頭痛はさらに毎日のように痛みが続く慢性的なものと、ときどき起きる反復性のものに分かれます。反復型の緊張型頭痛は基本治療の必要性はなく、自然に回復しますので放っていても大丈夫です。ただ何とかしようと思ったら、マッサージを受けたり入浴することや運動することによって、回復を早めていくこともできます。
一方で慢性的なケースとしては、精神的な悩みやストレスが大きい場合がほとんどです。鎮痛薬などに頼ってもあまり改善することがなく、まして気休め的に服用を繰り返していると、今度は薬物が原因による頭痛を引き起こしかねません。
薬やマッサージを受けることは一時的なものとして、精神的な負担を取り除くことにフォーカスして過度に筋肉が緊張しない精神状態を作ることが根本的には大切です。
緊張型頭痛は予防できますか?
緊張性頭痛を予防する方法としては、首や肩の筋肉が緊張しない状態を作ってあげることになります。それと精神的、身体的疲労をため込まない工夫が必要です。そのためには適度な運動やストレッチを日ごろからの習慣として、正しい姿勢の維持、悪習慣の除去、ストレス解消の方法を見つける、のんびりとした時間を作るなどが有効です。普段から時々身体を伸ばす癖をつけておくのも疲れをため込まないためには有効ですので実践してみてくださいね。
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